点とペン

建築学科の学生によるあれこれ

RCRアーキテクツ展 夢のジオグラフィーへ

現在オープンデスク中です.一週間が経ちましたが,とっても短い.もっと学びたいしもっといろいろなことを経験したいです.しかし期間が決まっているから期間内でできるだけ頑張ろうと思うのも事実で,歯がゆいところです.

 

さて、先日ギャラリー間へ行ってきました.今回はRCRということで,プリツカー賞を受賞されたこと以外は詳しく知らなかったのですが,RCRの思想に触れられる良いきっかけとなりました.

第一印象は「展示少なっ」だったのですが,少ない分展示全体の構成を意識しながら見ることができたし,一つ一つの模型や言葉を噛み締めながら見ることができたように思います.

 

3階はすでに竣工している建築の模型とフレーズがセットで6つほど,加えて現在進行中のプロジェクトの水彩ドローイングが中央に大きく構えていました.天井には円できりとられた風景やパースが吊るされていて,軽快な印象を受けました.このフロアの展示でもっとも強く感じたのはその言葉の巧みさです.言葉に力が宿っているように感じました.特にワイナリーのプロジェクトで書かれていた「地下以上に静かな空間は無く,太陽以上に明確なリズムは無い」というフレーズは,普段当たり前で意識してないことに強く光を当ててくれたように思います.

一方4階はインスタレーションのような空間が広がり,その奥で映像作品が上映されていました.短冊状の紙を緑や茶の水彩で塗り,それをいくつも天井から吊るしていました.短冊一つ一つは樹皮を思わせ,その連なりで森を見ているような印象を受けました.森は見る人の距離感で密にも疎にも見えるので,この展示を遠くから見たらどう感じるだろう,とかそんなことを考えながら見ていました.

 

ここまで展示を一周して,3階と4階に対比を感じました.展示されている「円」と「短冊」,展示を見る際の動線「1方向」と「回遊」など.そして3階にある実際に建っているプロジェクトを「現実」とすれば4階での映像はこれから現実になっていく「夢」と見ることができそうです.現実の中に夢が生まれ,その夢をぐるぐると回りながら次の現実を創っていく,というプロセスのような流れのようなものを感じました.

 

「建築は夢を見るための道具」という言葉は自分の中で強く残っていて,今回展示されている建築たちを超えて人生や夢のことも考えるような場だったと思います.

会場のことばかりで建築について何も書けていませんが,いつの日か作品を見に行きたいものです.

 

 

ではこのへんで.